バブーシュの通気性について 蒸れにくいバブーシュ

室内のリラックスした生活空間で履くことになるルームシューズですが、履き心地の良さを決定付けるポイントに「通気性」の良さがあげられます。

どんなに洗練されたデザインや、やわらかい履き心地を備えていても、熱がこもりやすく汗もかきやすい足元において、通気性が悪いルームシューズは心地の良いものとは言えません。
また足の健康やお肌、衛生的にも好ましくはないものです。

通気性の良さを条件にルームシューズを選ぼうとする場合、麻などの天然植物素材を使用したものや大きな通気穴のあいた夏用のものがほとんどです。

もちろん夏場は問題なく快適に使用できるのですが、問題は春、秋、冬。
季節の変わり目には足元の冷えに悩まされるものです。

その点、バブーシュには革本来の持つ通気性の良さと、革の保温効果もあるため見た目以上にあたたかさを感じ、むれることも少ないのが特徴です。

革は呼吸をする、といわれるように、履き心地の良さの秘密、そのひとつはこの点にあります。

合皮などの素材のバブーシュには真似のできない快適さです。

革の通気性については以下も参考になります。

Q革は呼吸するといわれますが、それは具体的にどういうことでしょうか? 
革を構成するコラーゲン繊維は親水性であり、繊維同士が立体的に交絡した構造(組織)を持っています。このため、微細な間隔が多く、この多孔性が靴のはき心地や衣料としての快適性など、革の特徴を発揮しています。革は湿度(相対湿度)の変化に応じ、容易に水分を吸収し、また放出します。このように、革が水分を吸収し、放出する作用を"革は呼吸する"とたとえ、革の最も大きな特色ともいえるのです。人工皮革の靴と比較して、革靴のむれが少ないのもこのためだといえば、より判りやすいでしょう。 
革のことQ&A|社団法人日本タンナーズ協会


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