バブーシュは「本革」でなければ意味が無い。


バブーシュは「本革」でなければ意味が無い。


大きな字で書かせていただきましたが、このブログでまず伝えたい大切なことは、これです。

その、いくつかの理由は


通気性・蒸れにくさ

履き心地(足の方に馴染む)


本革の質感・見た目やデザイン


革の保温・調整効果



などが、あげられます。


購入の際、とくに、ご注意いただきたいのが、合成皮革のバブーシュです。


合皮のバブーシュは私個人の私見ではありますが

バブーシュとはとても言えないと思っています。


その理由について まずは合皮のことを知る必要があります。


合皮とは? wikipediaより


合成皮革、人工皮革は別物であるが一般的に混同されており共に俗称として合皮と呼ばれる。合成皮革は、天然の布地を基材とし、合成樹脂を塗布したものである。 
人工皮革は、マイクロファイバーの布地(通常不織布)に合成樹脂を含浸させたものを、そのまま使うか、それを基材とし合成樹脂を塗布したものである。 
衣類や靴に使われるのは主に人工皮革である。 
塗布剤にはポリ塩化ビニル(ビニール、PVC、Polyvinyl chloride、ポリビニールクロライドと表記)やポリウレタン(PUやPolyurethane、ウレタン樹脂、ウレタンゴムと表記)が、含浸剤にはポリウレタンがよく使われる。


つまり、ポリ塩化ビニル(PVC)やポリウレタンが使用されていることになります。


ポリ塩化ビニルについては、製品化する際の可塑剤として用いられるフタル酸エステルなどが、環境ホルモン物質であるという指摘がされ、90年代後半に問題となった経緯があります。

当時の厚生省は、食品を製造する時に塩ビ製手袋の使用を避けるよう事業者に通知もしています。また、食品衛生法に基づくおもちゃに関する規格基準が改正され、一部のおもちゃなどについてフタル酸エステルなどの使用が禁止されています。

PVCは大変便利な物質ではありますが、環境や食の安全などの視点からは多少の問題を孕む物質でもあると指摘されています。
ポリ塩化ビニル(PVC) その他 - 環境用語集 ~環境について調べる~ - 環境goo

ポリウレタンについては、環境など有害性についてより、むしろ劣化の問題が大きいといえます。
ポリウレタン素材は製造されてから通常2年ほどの寿命とされています。特に高温多湿に弱いです。しかし、この劣化は使用しはじめてから起こるものではなく、すでに、その製造時からはじまっているということが難しいところです。
倉庫ででの保管期間や、お店にどれくらい展示されていたのか、それは消費者が知るすべはありません。販売業者さんが合皮の製造元に確認することも困難でしょう。


参考にご覧下さい。 
ポリウレタン素材の弱点を知る | 東京都クリーニング生活衛生同業組合
合成皮革(フェイクレザー、ネオレザー)は2,3年で劣化することをご存知ですか? - クリーニング志村ブログ【洗濯のヒミツ】

*参照 LOEWE(ロエベ)内側崩壊 - くつ・かばん修理事件簿

環境面からも、そして劣化の点からも また、バブーシュの最大の魅力である
肌触り、通気性、長期間使用したときの馴染み感 これらは 本革に勝るものは無いです。
以上が、本革をおすすめする理由です。

その他、本革バブーシュの利点についてはこちらをご覧下さい。


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